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こえぽた - 声優 ニュース イベント サイト声優ニュース岩男潤子アニソンカヴァーアルバム第2弾「Anison A to Z」発売記念インタビュー(後編)

岩男潤子アニソンカヴァーアルバム第2弾「Anison A to Z」発売記念インタビュー(後編) 2013年1月22日 19:55

岩男潤子アニソンカヴァーアルバム第2弾「Anison A to Z」発売記念インタビュー(後編)

岩男潤子さんが数々のアニソンの名曲を歌うアニソンカヴァーアルバム。2011年に発売された「Anison Acoustics」に続く第2弾、「Anison A to Z」が1月23日(水)に発売される。今作は、岩男さんが大道寺知世役として出演したTVアニメ「カードキャプターさくら」のオープニングテーマ『プラチナ』を始め、『君の知らない物語』『星間飛行』『魂のルフラン』など全10曲を収録。

アルバム発売を間近に控えた岩男さんに、アルバムの聴き所や、収録エピソード、アニソンへの想いなどたっぷりお話をうかがいました。

「Anison A to Z」発売記念インタビュー(前編)はこちら



■収録曲について(後半)

◆愛・おぼえていますか(超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか)


岩男:この曲は20代の頃に一番高いキーが歌えなくて、ボイストレーニングでずっと練習していたんです。原曲キーで歌えるようになったら、いつかライブで歌いたいなと思っていました。そうしたら、ジョイントコンサートで田中公平さんから「合うんじゃないかな?」と言っていただき、ステージで初めて歌わせていただくことに!
驚いたことに出ないと思っていたキーが自然に出るようになっていたんです。これからも「継続は力なり」という言葉を信じて努力して行こうと思わせてくれた曲です。

レコーディングでは、大好きなリン・ミンメイになりきった気持ちで歌わせていただきました(笑)。数えきれないほど練習してきた曲だったこともあって、ビックリするぐらい早く収録が終わったんですよ。歌って歌って、いいテイクをみんなで選びたかったのに、「あ、大丈夫です」と言われてしまって。「え?もういいの?もうちょっと歌わせて~!」という気持ちでした(笑)。「マクロス」シリーズの歌姫の中でも彼女が一番好きなので、この曲を残せたことは私にとって財産だと思うほど貴重なものになりました。


◆secret base~君がくれたもの~(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。)


岩男:番組で『夏に聴きたい曲』というリクエストをたくさんいただいた曲です。でも、番組では生放送なのに途中で歌えなくなってしまって、初めて大きな失敗をしてしまいました。普段は歌に専念してコメントを見る余裕がないのに、この時は歌の間奏でふと見てしまって、「全然ダメ」「イメージに合わない」といった厳しいコメントに動揺して歌えなくなりました。実はそのトラウマで歌うのが怖かったんですが、「歌で失敗した時は、歌で取り返すべきじゃないかな?」とプロデューサーの言葉が背中を押してくれました。歌で挫けて一番好きなことを断念するのは皆さんにも失礼だし、自分にも悔しさだけが残ってしまうと思い、気持ちを切り替えて臨みました。

アレンジはかなりシックな仕上がりになっています。でも、歌詞の内容は青春を歌っていますから、「大人になって(その人とは)もう2度と会うこともないだろうし、2度と告白することもないだろうけど、これでいいんだと自分に言い聞かせるように歌っている」というドラマを自分の中で思い描きながら、あえて感情を乗せずに淡々と歌うことにしました。悩みもしたけれど、今では是非聴いてほしい一曲になりました。


岩男潤子アニソンカヴァーアルバム第2弾「Anison A to Z」発売記念インタビュー(後編)

◆ウィーアー!(ONE PIECE)


岩男:皆さんに驚いて欲しいという思いと、自分も新鮮な驚きが欲しかったので、あえて男性ボーカルの曲を選びました。『JAPAN EXPO』で公平さんが歌い、フランスの方が日本語で大合唱していた衝撃が、私も歌いたいという気持ちに繋がりました。そして、公平さんに「私も歌わせていただいてよろしいでしょうか?」とメールをしたところ、「ぜひぜひ。女性が歌う『ウィーアー!』は聴いたことがないので、楽しみに待っています」とお返事いただいたんです。

番組では、最初皆さんから「え??」「想像出来ない」というコメントが流れたんですが、いざ歌い始めると「こう来たか」「意外だったけど良かった」と言ってくれて。その言葉が力になり、自信を持ってレコーディング出来たと思います。レコーディング後、公平さんからは「すごく良かった」とメールが届き、一緒に「この新鮮で良かったという気持ちは、後日違う形で潤子さんに届きますから」というプロデューサーからの伝言があったんです。何だろうと待っていたら、アルバムの帯コメントを寄せてくれるというドラマティックな展開になっていて泣かされました。公平さんの優しさ、レコーディングチームの思いやりに感謝です!


◆VOICES(MACROSS PLUS)


岩男:この曲は、私が声優業界に入って、まだ周りの方達となじめず、自分の殻に閉じこもっていた頃によく聴いていた曲なんです。当時、アルバムを移動中の車や電車で聴く用と、部屋で聴く用の2枚買って、『VOICES』だけをリピートするぐらいお気に入りでした。菅野よう子さんの曲と新居昭乃さんの歌声に本当に助けられ、癒してもらったので、この曲は自ら選曲しました。いつか記念すべき日が来たら歌いたいと思っていたから、今回収録できてすごく嬉しかったです。

アルバムでは、原曲と全く異なるアレンジで歌っています。真似やコピーではなく、私の色にしなければいけないと言い聞かせながらレコーディングしたのですが、イメージトレーニングだけでも1日かかってしまうぐらい苦戦してしまって。夜の深い時間からのレコーディングに取っておき、ブースの中でひとりの孤独な世界を思い描いて歌いました。聴いていた時の自分を重ねるというか、ひとりで闇の時間を過ごしていた時と、これから目指していく光へ向かう静かな時間を歌声で残すことに集中しました。驚いたことにセリフ部分も含めて、歌い直しは一切せずに、ワンテイクで録ることができました。


◆プラチナ(カードキャプターさくら)


岩男:坂本真綾ちゃんが歌う『プラチナ』や、丹下桜ちゃんが歌う『プラチナ』を聴いて元気づけてもらったり、勇気をもらって涙した曲でもあります。今こうして、私が歌う日を迎えられて本当に幸せな気持ちでいっぱいです。

レコーディングは最終日の最後にとっておいた曲だったのですが、深夜1時を回っていて思うように声が出ませんでした。『プラチナ』というタイトルのように、心の中から輝きを放つような気持ちで歌いたいと思ったので、別の日に歌入れをすることになりました。その日は朝から太陽の光がキラキラと降り注ぐ日で、「この光のようにこれから向かう所!」という気持ちで臨むことが出来ました。爽やかで軽やかな気持ちで歌えたので、私らしい最高のテイクが残せたと思っています。コーラスは一部、知世ちゃんの声で歌っているので、聴きながら「ここは知世ちゃんだ」と思ってもらえたら嬉しいです。


岩男潤子アニソンカヴァーアルバム第2弾「Anison A to Z」発売記念インタビュー(後編)


■アニソンについて

――アニソンについてどのような印象、イメージを持っていますか?

岩男:物心ついた時からアニメを見てきて、アニソンは作品のストーリーとともに心に残っていますし、ストーリーに沿った歌詞とメロディーに何度も心を打たれました。それはオリジナルには残せない、深いものだと感じています。アニソンは私の原点だとも思っています。童謡とともに歌の楽しさを教えてくれましたし、歌う人になりたいという夢を抱かせてくれたものなんです。だから、こうして数々のアニソンを歌わせていただけたことで、歌を目指していた気持ちも思い起こさせてくれました。私を生かしてくれて、同時にこれから生きて行く道しるべにもなってくれる、かけがえのない存在がアニソンですね。


――オリジナルソングを歌う時とアニソンを歌う時とで違いはあるのでしょうか?

岩男:自分で作詞作曲した曲は特にそうなんですが、私が歌いやすいキーやメロディで作りますし、自然体で歌えるのがオリジナルソングには多いです。一方、アニソンは(別の)気持ちのスイッチを入れることで、今まで気付かなかった声のパワーが出てくると感じています。もう開けることはないだろうと思っていた青春の箱を開けてくれたり、声優というお仕事で演技を学ばせてもらったからこそ出来る歌い方に気付かせてもらったり、オリジナルとは違う引き出しで歌えるんです。同じ岩男潤子の声ではありますが、歌う時の気持ちが全然違いますね。


――3月17日(日)には原宿クエストホールでホールコンサートが開催されます。そちらへの意気込みをお聞かせください。

岩男:今回のコンサートは川村竜さんにプロデュースしていただいたアニソンオンリーでお送りします。「Anison Acoustic」「Anison A to Z」の曲にプラスして、私の代表曲となったアニソンも歌いますので、今までのライブとはひと味もふた味も違ったパワフルなライブになると思います。レコーディングにも参加してくれた、素晴らしいミュージシャンの皆さんをお迎えしてフルバンドで行います。みなさんぜひ来てくださいね!


――今後もアニソンカヴァーシリーズは続いて行くのでしょうか?

岩男:2013年は、もうひとつ「カードキャプターさくら」の知世ちゃんのキャラクターソングから、特にリクエストが多かった3曲をアレンジしたCDをリリースします。しかも、(作中の)知世ちゃんの歌声と、私自身の歌声とで全く別のアレンジを行い、3曲ずつ計6曲の新録となります。その後は、オリジナルアルバムのリリースに向けて動いていきます。アニソンカヴァーアルバムはしばらくは「Anison Acoustics」と「Anison A to Z」をじっくりと聴いていただけたら嬉しいです。


――最後に、楽しみに待っているファンの方へメッセージをお願いします。

岩男:長年応援してくださっている皆さんにも、これから岩男潤子を知ってくれる方にもぜひ聴いていただきたいアルバムが完成しました。レコーディングにもジャケット撮影にも全力で思いを込めましたので、じっくりと見て聴いてください。そして、ぜひライブ会場にもいらしてください。これからも、どうぞよろしくお願いします!



(取材・文:千葉研一)


■岩男潤子「Anison A to Z」

【発売日】2013年1月23日(水)
【価格】3,000円(税込)

【収録曲】
01.君の知らない物語
02.悲しみよこんにちは
03.星間飛行
04.Adesso e Fortuna~炎と永遠~
05.魂のルフラン
06.愛・おぼえていますか
07.Secret base~君がくれたもの~
08.ウィーアー!
09.VOICES
10.プラチナ



■岩男潤子ホールコンサート『Anison A to Z』

【日時】2013年3月17日(日)開場16:00/開演16:30
【場所】原宿クエストホール

【内容】
CD収録曲をバンドメンバーによる生演奏でお届けします。他、ファンへのイベントも開催予定。


©J.Island


Anison A to Z

B00ABNC1N0 Anison Acoustic

B005LS68ZM

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