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こえぽた - 声優 ニュース イベント サイト声優ニュース羽多野渉が込めた想いや裏話を語る!2ndシングル「流星飛行」発売記念インタビュー

羽多野渉が込めた想いや裏話を語る!2ndシングル「流星飛行」発売記念インタビュー 2012年6月26日 15:30

羽多野渉さん

昨年12月に1stシングル「はじまりの日に」でアーティストデビューした羽多野渉さん。その2ndシングル「流星飛行」が6月27日(水)に発売となる。

今回のシングルは『流星飛行』『Wake Up! My Heart!!』『STEP』の3曲を収録し、DVD付きとCDのみの2バージョンが発売。DVDには羽多野さんの青春時代を投影した『流星飛行』のMusic Videoが収録される。そんな羽多野さんに、各曲に込めた想いやMusic Videoの裏話などを語っていただいた。



――2ndシングル「流星飛行」のテーマやコンセプトをお聞かせください。

羽多野:テーマは前作に引き続き、「夢を持ち、夢に向かって進むのは素晴らしいこと。それによって自分が変われる」というもので、皆さんの背中を押すような応援歌になれたらいいなと思っています。

音楽表現的なコンセプトは「自然」ですね。自分が生まれ育った場所が長野県の緑豊かな場所で、自然と一緒に暮らしていたので、音楽表現にもそれを出したかったんです。最近は打ち込み系の音楽も多いですが、今作は生の楽器にこだわり、生の音をふんだんに使ってじっくりとレコーディングしていただきました。


――1曲目の『流星飛行』はそのテーマ性が強く反映されていると思いますが、どのような曲になっていますか?

羽多野:前作はリリース時期(12月)もあって、“冬の朝”をイメージしていたので、今作は“夏の夜”という正反対なものにしようと思いました。夏というと、海辺をドライブしながらサザンオールスターズやTUBEの曲というイメージが強いと思うのですが、羽多野渉が思うサマーソングは、昼間に太陽がサンサンと降り注いでいる時ではなく、“夏の夜の風景”なんです。歌詞の中に「ペダルで加速」とあるように、涼しくなった夜の風を受けながら、自転車をこいで星空を眺めているイメージになっています。


――歌詞には、羽多野さん自身が見聞きしていたものをふんだんに散りばめたとのことですが、例えばどのような部分でしょうか?

羽多野:高校時代、家から高校まで20kmぐらい離れていて電車通学していたんですが、家から駅までも7kmぐらいあったんですね。そこを毎日自転車で通っていて、途中には畑や田んぼしかなかったんですよ。まさに、Aメロの「本物のプラネタリウム」「あぜ道を走って行く」という部分は自分が体験したものそのままですね。自転車をこぎながら、MDで好きな音楽を聴きながら、未来予想図を想像していました。


――ちなみに、どんな曲を聴いていましたか?

羽多野:印象に残っているのは、倉木麻衣さんやTM NETWORKですね。アルバムをMDに入れて聴いていました。


羽多野渉さん

――2曲目『Wake Up! My Heart!!』は、「バトルスピリッツ覇王」のオープニングテーマということで、力強い曲になっていますね。

羽多野:番組が始まった瞬間に流れる曲なので、「お父さんお母さんも子供と一緒に見ようぜ!」と(家族)みんなをテレビに惹きつける力があればいいなと思いながら、レコーディングしました。僕は地声が低く、高い曲やアップテンポの曲には苦手意識があったんですが、この曲はとても元気いっぱいの明るい曲なので、「(演じている)“薬師寺アラタ”になったつもりで思いっきり歌ってください」とアドバイスいただきました。オープニングでアニメの絵と一緒に自分の歌が流れるのは、本当に感慨深いです。


――キャラクターとして歌った曲を含めても、テレビアニメのオープニングは初めてですか?

羽多野:OVAではありましたけど、テレビアニメは初めてですね。オープニングが(自分の曲に)変わる回は、正座待機してリアルタイムで見届けてから仕事に行きました。全裸にはならなかったですけどね(笑)。アニメの方もクライマックスに向かって行きますので、オープニングから盛り上がってくれたら嬉しいです。


――そして3曲目の『STEP』は、「魔神英雄伝ワタル」オープニングテーマのカバー曲。この曲を歌った経緯を教えてください。

羽多野:シングルの3トラック目は、自分が発信できるちょっと面白要素があってもいいんじゃないかと思っていて、前作は自分で作詞させてもらい、今作は自分の好きな曲をカバーさせていただきました。「(カバー曲の)候補をいくつかください」と言われたんですけど、僕はこの曲しか挙げなかったんですよ(笑)。

「魔神英雄伝ワタル」は小学生の時に大好きだった作品で、僕が声優になりたいと思ったきっかけのひとつなんです。小学生の時はアニメの中に入りたくて、この作品は自分と同じ名前の主人公が大活躍するので、疑似体験が出来ました。“ワタル”が色々な人と出会って名前を呼ばれるたびに、自分がアニメの世界に入って冒険しているような感覚になりました。そして、「お母さん、どうやったら(本当に)アニメの中に入れるの?」と聞いたら、「声優になったらいいんじゃないかな」と言われたんですよ。「そうか!じゃあ声優になる!」と思って声優になったので、自分の人生を決めてくれた愛すべき作品なんです。


――人生を決めたのは結構早かったですね。小学校低学年の頃ですよね?

羽多野:1年生か2年生です。その時は、声優という仕事がどういうものか全く分かってなかったですけどね(笑)。ただ「アニメに入る方法がある」ということが分かっただけで。本当に色々なものを与えてくれた作品だし、今でも時間のある時にDVD-BOXを見たりする作品なので、この機会に歌いたいと思ったんです。

今回の『STEP』は、a・chi-a・chiさんが歌っている原曲の『STEP』を大事にしつつも、羽多野渉が歌う曲に近づけようと、アレンジャーさんがすごく気を使ってくださいました。ピアノやヴァイオリンの音を細かく使い、『流星飛行』『Wake Up! My Heart!!』『STEP』と空気感がひとつに繋がるように、丁寧に作ってくださったので、ぜひ3曲を流れで聴いてもらいたいなと思います。


羽多野渉さん


――DVDに収録される『流星飛行』のMusic Videoは、前作に続きストーリー仕立てになっています。前作は上京後のストーリーを描いていましたが、今作はどのような内容でしょうか?

羽多野:詞が出来る前に曲を聴かせてもらって、メロディから浮かんできたイメージをお伝えして、Music Videoの台本を作ってもらったんですが、(イメージは)夢と希望と少しの不安が混在した、18歳の自分の映像が頭の中に浮かんで来たんです。故郷に対する愛や感謝もありつつ、「旅立った先でどんなことが待っているんだろう」「未来の自分はどんな風になれるんだろう」という思いを抱きながら旅立つ瞬間を描きました。ワンシーンだけ見ると「引っ越しの歌なのかな?」と思えますが(笑)、自分の生まれ育った家に別れを告げて、元気に鼻歌を歌いながら「行くぞ!夢を叶えるぜ!」と上京する感じですね。


羽多野渉さん

――特に注目して欲しい部分はどこですか?

羽多野:ワンカットワンカット丁寧に録っていただいたので、すべてが見所なんですけど、撮っていてすごく気持ちが良かったのは、広大な田園風景の中であぜ道を軽トラックが走っていくシーンです。トラックの荷台に乗って引っ越し荷物と一緒に歌いながら進んでいくのは、開放感があって自然な笑顔がこぼれていると思うので、ぜひ見ていただきたいですね。


――Music Videoの中で、子供の頃に描いた絵を見つけるシーンがありますが、同じような思い出はありますか?

羽多野:実家の倉庫に子供の頃使っていたものは全部しまっているんですけど、棚のさらに上に、すごく懐かしい長細い箱があって開けてみたら、子供の頃にクリスマスプレゼントで貰った天体望遠鏡が入っていたんですよ。当時はすっごい大きい望遠鏡だと思っていて、5歳離れた弟と月の観察をしていました。でも、大人になってみると「あれ?こんなに小さかったっけ?」という大きさで、片手で持てちゃうんですよ。「これを持っているから科学者になれる」と無限の想像を膨らませていた、懐かしい気持ちを思い出しましたね。


――宇宙やロケットの絵が出てきますし、本当に羽多野さんの子供時代のようですね。

羽多野:そうですね。子供って何かひとつのものがあると、それから色々なストーリーや設定を想像して作り出せるじゃないですか。Music Videoには遠くに鉄塔が映っているんですけど、実は僕が「鉄塔が見える場所がいいです」とわがままを言って探してもらったんです。実家のすぐ近くに鉄塔があって、子供の自分にはそれがロボットに見えていたんですよ。あれが変形して何かと戦うんじゃないかと空想していて(笑)。宇宙の絵の1ページ前に鉄塔の絵が出てくるんですけど、あの絵は僕が現場で描いたんです。一瞬だけしか出てこないので、一時停止しないと分からないかと思いますが、明らかにタッチが違うんですよね(笑)。


――それは要チェックですね。

羽多野:ぜひ見ていただけたらと思います。大人の邪念が渦巻く鉄塔の絵が入っていますから(笑)。子供の時はあんなに純粋に鉄塔を見ていたのに、30歳になったらすごく写実的になっちゃった。



――シングル発売を記念してイベントが多数開催されます。7月8日(日)のイベントでは浴衣を着られるとのことですが。

羽多野:季節的に七夕祭りのようなイベントになればいいなと、思いつきで決めてしまいました。温かい心がいっぱいのイベントにしたいです。


羽多野渉さん

――浴衣は好きですか?

羽多野:そんなに着る機会はないですけど好きですね。あと、浴衣姿の女性が好きです。浴衣の女性は間違いないですよね。なので「浴衣を着てきてください」って(笑)。

※このイベントでは、浴衣での来場者に抽選でサプライズプレゼントが用意されている。


――羽多野さんの希望だったんですか(笑)。

羽多野:スタッフ一同の思いが詰まっています(笑)。だって見たいですもんね。でも、無理はしなくていいので、持っている方はぜひ着て参加していただきたいです。


――特技はギターの弾き語りとのことですが、今後イベントで披露する予定は?

羽多野:野望のひとつとして、40歳ぐらいになったらやってもいいかなと思っています(笑)。ギターは弾いていないと(すぐに)弾けなくなっちゃうんですよ。たまに弾く機会があると指が痛くて。もし披露する機会があるなら、しっかり準備してやりたいです。


――昨年末に1stシングルを出してから、周囲の声優さんの反応はいかがでしたか?

羽多野:「バトルスピリッツ覇王」で共演している諏訪部順一さんや福山潤さんなどに「聴かせて」と言っていただいたので、CDを渡したらMusic Videoまで見てくれたんですよ。前作「はじまりの日に」のMusic Videoのワンシーンで僕が着ているトレーナーは私物だったんですが、それと全く同じ服を福山さんも持っていて、「あれ、俺も持っているんだよ」というシンクロがあったりしました(笑)。

仲良しの寺島拓篤もすごく聴いてくれて、他のイベントで話題に出してくれたり、「パパの言うことを聞きなさい!」でご一緒させていただいた、小野大輔さん、間島淳司さん、娘たち(上坂すみれさん、喜多村英梨さん、五十嵐裕美さん)、それから堀江由衣さんも聴いてくださって嬉しかったですね。「羽多野さんはこんなお仕事されてるんですね」と記憶に残ってもらえたら、こんな光栄なことはないです。


――最後に、皆さんへの応援を込めてメッセージをお願いします。

羽多野:学生時代や子供時代にこんなものを見て、感じて、そして今の羽多野渉がある、ということを歌に込めることで何か力になれたらいいなと思っています。「私も頑張れるかもしれない」「俺も一歩踏み出してみようかな」「夢は見つからなかったけど、これは面白そうだからやってみようかな」など本当に些細なことでもいいので、一歩進む力になったら嬉しいです。同時に、これは自分自身への応援歌でもあるので、大事に歌っていきたいと思っています。よろしくお願いします。


羽多野渉さん 羽多野渉さん 羽多野渉さん

(取材・文・撮影:千葉研一)


■羽多野渉2ndシングル「流星飛行」

▲CD+DVD

▲CDのみ

【発売日】2012年6月27日(水)/着うたフル®配信:6月27日(水)より
【価格/品番】
CD+DVD:2,205円(税込)/AVCA-49694/B
CDのみ:1,575円(税込)/AVCA-49695

【CD収録内容】
1. 流星飛行(テレビ朝日系「BREAK OUT」6月度エンディング・トラック)
2. Wake Up! My Heart!!(TVアニメ「バトルスピリッツ 覇王(ヒーローズ)」オープニングテーマ )
3. STEP(「魔神英雄伝ワタル」オープニングテーマのカバー)
4~6. 1~3のInstrumental

【DVD収録内容】
『流星飛行』Music Video


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