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こえぽた - 声優 ニュース イベント サイト声優ニュース新谷良子の10年間を振り返る『新谷良子CHU→LIP☆BEST LIVE』レポート

新谷良子の10年間を振り返る『新谷良子CHU→LIP☆BEST LIVE』レポート 2011年7月19日 22:00

新谷良子10周年イヤーの記念すべきベストライブ『新谷良子CHU→LIP☆BEST LIVE』。東日本震災の影響で延期となっていたが、6月25日(土)、26日(日)に振替公演が日本橋三井ホールにて開催された。今回は26日の夜の部の模様をお伝えする。

「新谷良子ベストアルバム」イベントのレポートはこちら


ライブ前の高揚を抑えきれない空気の中、ステージのバックスクリーンに新谷良子さんの10年の歴史を振り返るPVや年表が流れると、ファンからは歓声が上がる。1曲目の『恋の構造』イントロとともにピンクのフリルの付いた浴衣ドレス姿の新谷さんが登場。会場は瞬時にピンクのペンライトに染まり、会場全体を揺らすほどのジャンプと歓声が響き渡る。続く、『秋の空』では静かで優しい歌い始めに、一旦静まりかえるが、すぐに激しい演奏へ変わると観客も再び盛り上がり始める。さらにハードな曲は続き、3曲目は『crossingdays』。新谷さん自身も崩月夕乃役で出演していたTVアニメ「紅」のエンディング主題歌だ。バックスクリーンにPVの映像が流れると歓声が沸き上がる。縦ノリの曲の連続に会場は揺れ続ける。


ここでステージが暗転し、最初のMCへ。3月に公演するはずだったライブが“今日”やれたことは色々な偶然が重なり起こった奇跡だと話す新谷さん。なんと7年前の6月26日は、「ちゅーりっぷ王国(※1)」の建国日。すなわち、新谷さんの1stライブが行われた日であるという。また今回のライブはベストライブということで、2月に発売されたベストアルバム「BEST BAMBI BOX」の収録曲を中心に歌っていくことが説明された。 ※1:新谷さんはライブでは「ちゅーりっぷ王国」という架空の王国の姫であると言う設定。観客は王国民という扱いになっている。


続いてはリズミカルなベースが特徴的な『ハリケーンミキサー』。とどまるところを知らないハードロックナンバーに、観客の声援にも自然と力が入る。観客全員がステージの高さほどのジャンプをする様は圧巻。サビに入ると、ステージの一段高い台に乗った新谷さんがガンガン観客を煽る。ハリケーンをイメージさせる指をまわす振り付けが印象的だ。次は新谷さんがアーティスト活動初期から歌い続け、もはや定番中の定番ともいえる曲『LUCKY GIRL』。曲中では観客の「ゲットだ!良子!」というコールが響き渡り、後奏へさしかかるとステージと観客が一体となって大合唱となった。続いて、ギターのアルペジオにのせて始まったのは『あいのうただから』。イントロの新谷さんの優しい声が会場を包む。シンバルの音を合図に、一転してギターサウンド全開のロックテイストに変わると、観客の動きも自然と激しくなる。


MCに入ると、新谷さんから「『LUCKY GIRL』のキャラクターソングバージョンは聴けたもんじゃないかもしれないけど、あれはあれでいい曲です」と当時と今を比較する発言がこぼれる。しかし、初期の曲は、レコーディングした当時と、ライブで歌う時とのギャップが良いとのこと。そして、話題はベストアルバムへと移る。このアルバムは、ファンからの投票を9割5分反映し、時系列に並べ、文字通りの想い出をしまう”アルバム”としたと語る。アルバムを聴くと、当時のことが振り返れることに喜びつつ、ファンの皆さんも成長していることに10年の重みを実感したという。

  7年前のこの日に初めてライブをした時、声優・新谷良子として「何をやりたいか?」と聞かれたけれど、表現したい気持ちに対し、実力がついてこなかったと当時を振り返る。そのため、"聴かせる”ライブではなく、みんなで楽しめるライブを目指し、自分らしさを出すために「ちゅーりっぷ王国」を作ったという。そして、観客に向けて「国家斉唱!」と叫ぶと、『ray of sunshine』のイントロが流れ出す。


ウルトラオレンジが一斉に点灯し、ステージの照明もオレンジに変わると、太陽の光に満たされたオレンジ色の世界が出来上がる。サビの前では、新谷さんからマイクを向けられた観客と、さらにバンドメンバーも一緒になり「良子がいるから大丈夫!」と絶叫する。曲の最後の「好き」と歌うところでは、新谷さんが間を溜めに溜めてから叫ぶと、それに合わせて観客も口々に新谷さんへ向けて「好き!」と叫んでいた。ここで新谷さんは一旦衣装替えのためステージを去り、バンドメンバーが、会場を盛り上げ、新谷さんを待つ。


再び、ステージへ現れた新谷さんが手にしていたのは、なんとピンクのギター! 1stミニアルバム「ピンクのバンビ」のジャケットを思い起こさせる姿に、観客のテンションも上がる。そのまま『ピンクのバンビ』をギターを弾きながら歌いつつ、曲の後半では見事にギターソロを弾きこなしていた。この曲でも「昨日よりずっと」というフレーズに対して観客一同「良子が好きだよ」と歌い、ファンと新谷さんが長年熟成させてきた曲ならではの一体感を演出していた。続く『ファンシー☆フリル』では、バックスクリーンに1stライブの映像が流れる。7年前と変わらない振り付けに、映像とステージ上の新谷さんの動きがシンクロしていた。次の『Pretty Good!!』でも、時を超えた新谷さん自身の共演は続く。「大好き」という歌詞に合わせてバックスクリーンにも大きく「大好き」という文字が映し出されたり、パラパラ風の振り付けを踊ったりと、スクリーンと一体となったパフォーマンスは続いた。


MCに入ると開口一番、新谷さんからバンドメンバーへ「なんだったのあれ?」と質問が飛ぶ。先ほどの曲中、突然バンドメンバーが、ウサ耳姿に変わり、びっくりしたという。メンバーの「昼の公演でミスをした人が(ウサ耳を)被るという話から、メンバー全員が被りたくなってしまったので全員で被っちゃいました!」との発言に、呆れ顔の新谷さん。気を取り直して、先ほど歌った3曲についての解説が始まる。この3曲は、新谷さん自身が作詞した曲。“作詞”という言葉を綴っていく作業は苦手だけど、『ピンクのバンビ』を書いた後は、次も作詞するぞという気になり、『ファンシー☆フリル』はすぐに詞が書けたという。しかし、『ファンシー☆フリル』の出来が良すぎたため、どうやったらこの曲を超えられるか悩んでしまい、『Pretty Good!!』を作詞するまでに随分期間が空いてしまったとのこと。

次の『ルーフトップ』では語りかけるように紡ぎ出される言葉を観客は聞き入っていた。そして、『Chained Diary』では、妖艶な雰囲気のイントロに会場の空気がガラっと変わり、赤く激しく点滅する照明の中、ささやくような歌声が響き渡った。


『Chained Diary』は収録されているアルバムのジャケットからでは想像もつかない曲だったけれど、どうしても歌いたくて入れた曲だと明かしてくれた。この10年を振り返って、「10年って凄いなと思いました。言葉では『10年』とぱっと言えちゃうけど、10年間お仕事が出来ると思わなかったもん。出会って来たみんなのおかげです」と感想を漏らす。また、ライブにおける「姫」という役割は、やれと言われてやっているのではなく、むしろ、「姫」をやれること自体が嬉しいという。そして、今日のライブは、10年間ずっと新谷さんを見て来てくれた人も、最近知ってくれた人も、"節目感”が伝わっているのではないかと語った。


続いての『wonderstory』では、ギターの二人がステージの上手と下手に分かれ、掛け合いをしながら演奏がスタート。新谷さんは、「光るピースサイン」という歌詞に合わせて、満面の笑みで観客に向かってピースする。最後の掛け合いも、もはや定番。新谷さんからの「Do you understand?」の言葉に「I can understand!」と観客も全力で叫ぶ。そして、『WONDERFUL WORLD』では、静かな歌い出しから、雷のような激しいドラムの演奏で、曲のテンポが跳ね上がると、観客もそれに合わせて激しく跳び回る。


  10年前とは、新谷さんを知ってくれるきっかけが違うと感じていることから「どんなきっかけで今日ここに来てくれたのかアンケートをとりたいくらい」と話す。また、昔に比べて、女性ファンが増えたことに「ありがとう」とお礼を述べた。残す曲もあと3曲となり「また会えます!熱く熱く盛り上がってください」と叫ぶと、月に照らされるかのような優しい光がステージに差し込む中、『月とオルゴール』のイントロが流れ始める。静かな前奏から、ハードなリズムに変貌すると、観客は残った体力を振り絞るかのように盛り上がる。息つく間もなく次の曲『ロストシンフォニー』へ。ベストアルバムの人気投票ではぶっちぎりで1位だったというこの曲。観客のジャンプは、この曲の人気を物語るかのようにさらに激しくなる。


10年間を振り返るライブの最後の曲として選ばれたのは『ReTIME』。10年間を振り返り、感情を込めて歌う新谷さん。時折涙ぐむ姿に、観客は静かに聞き入っていた。新谷さんの「ララララ」の歌声に合わせて観客もバンドメンバーも、そして新谷さんも両手を上げてクラップをする。最後にテンポが一転し、演奏が激しさを増すと観客はこの日一番の盛り上がりをみせた。


まだまだ新谷さんの歌声を聴き足りない観客から「アンコール」という叫びが沸き起こり、それに応えて、再び新谷さんがステージに登場。ここで、1stライブ以来の伝統として、アンコールでの衣装は新谷さんの私物であるというエピソードが初めて明かされた。

  そして、6月22日に発売したばかりのアルバム「UNLOCKER!」は、「10年間という月日を鍵として、11年目を開けよう」という今の新谷さんをイメージして作ってもらった曲であると語り、タイトルチューンである『UNLOCKER!』が歌われた。発売されて間もない新曲にも関わらず、観客は曲に合わせて、飛び跳ね盛り上がる。新谷さんも早口な歌詞を見事に歌いこなしていた。「まだまだいくぞー!」という新谷さんの掛け声で、銀テープが会場へ向けて飛び出し『MARCHING MONSTER』の演奏が始まる。新谷さんも観客も曲に合わせて左右に大きく手を振り盛り上がる。サビに入ると、新谷さんが観客へマイクを向け「MARCHING MONSTER!」の声が会場を響き渡る。最後は、ステージの上からハート型のシートが飛行機のように会場を乱れ舞っていた。

先ほどの銀テープには、「RYOKO SHINTANI」「10th aniversarry」「鍵のマーク」が入っており、以前からテープに文字や絵を入れることをやってみたかったという夢が叶ったと喜ぶ新谷さん。その時は無理でも、やりたいことはいつか叶う日が来るので、「日々頑張るのもいいな」と嬉しそうに語った。

また、ここで新谷さんから、今回ベストアルバムを出すことに最初抵抗があったことが明かされた。自分が選ぶのではなく、10年の間に応援してくれた人たちが選んでこそ“ベスト”なのではという思いがあり、そのベストアルバムを出してからのライブにこそ意味があると思っていたと話してくれた。

最後の曲として歌われたのは『CANDY☆POP☆SWEET☆HEART』。「このまま一緒にオレンジに染まって」というフレーズでは一斉にウルトラオレンジが点灯し、会場が、歌詞の通りオレンジに染まり、幻想的な光景が広がる。歌い終わった新谷さんは「(3公演とも)見事にオレンジだった!」と喜んだ。最後は、ステージを左右に走りまわり、観客へ手を振ってから、「せーの」のかけ声で観客と一緒にジャンプをしてライブを締める。

  これでもう終わりと思いきや、バンドメンバーからのプレゼントとして、スクリーンに「30th」の文字ののったケーキが映し出される。今回のライブは、元々は新谷さんのバースデーライブを兼ねていたための演出だった。新谷さんが「ふぅーっ」と息をかけるとろうそくの火が消え、「30代も変わらず、等身大の私でいきたいと思いますので、これからも付いて来てくれると嬉しいです。また会おうね!」と観客へ向けてメッセージを送った。ベストライブの終わりと、観客のみんなとの別れを惜しむようにステージをゆっくりと左右に動きまわる新谷さん。観客へ何度も「ありがとう」「また会おうね!」と繰り返し、ステージを去った。


新谷さんの姿がステージが見えなくなると、”まだ終わりたくない“という観客の気持ちが一体となり「もう1回」のコールが沸き上がる。呼び声に応え、再びステージに登場した新谷さんは「話したいことは全部話しちゃったけど、10年間続けさせてくれるだけの力を私にくれてありがとう。ここに立っているのは奇跡的なことで、嬉しいなと。心からありがとうございます。」と語った。ここで、スクリーンに映像が映し出され、バンドメンバーから30歳と10周年を祝うメッセージが新谷さんへ贈られた。

そして、新谷さんへ曲を提供しているゆうまおさんからもメッセージが贈られた。誕生日を祝う歌から、なんとそのままステージにゆうまおさんが登場。「まさか!」という声をあげて驚き、思わず涙を流す新谷さん。この時のためにスタッフ、メンバー一丸となってサプライズの準備をしていたことをゆうまおさんが明かした。

さらにサプライズは続き、ゆうまおさんの伴奏で『君のもとへ』を歌うことに。サプライズのため、曲をまったく練習しておらず、自信なさげに何度も逃げ腰になる新谷さん。意を決して、歌詞を噛み締めるように歌い上げた。ゆうまおさんのコーラスと新谷さんの声が混じり合い、奇麗なハーモニーを響かせていた。歌い終えると、新谷さんは照れくさそうに涙ぐみながらゆうまおさんを見つめていると、ゆうまおさんから「おめでとう」と祝いの言葉が贈られた。


最後に、「ベストアルバムに入れることが出来なかったけれど、どうしても歌いたかった」という新谷さんの想いが深く深く込められた曲『ラストソング』が歌われた。歌詞のひとつひとつが今の新谷さんに重ね合わさるかのようで、観客は何度もうなづきながら聴いていた。感極まり、涙ぐみながらも歌い続ける新谷さん。鳴り止まない拍手の中、「ありがとうございました。歌えて良かった。」と漏らす。「いい作家さん、いいお客さんに巡り会えてここまで10年間やれてきました。ぜひ、またこうしてみんなで集まって盛り上がれたらと思います。本当に今日はありがとございます」とお礼の言葉を述べると、観客から惜しみない拍手が贈られれ、3時間にも及んだライブは幕を閉じた。


セットリスト

M01:恋の構造
M02:秋の空
M03:crossingdays
M04:ハリケーンミキサー
M05:LUCKY GIRL
M06:あいのうただから
M07:ray of sunshine
M08:ピンクのバンビ
M09:ファンシー☆フリル
M10:Pretty Good!!
M11:ルーフトップ
M12:Chained Diary
M13:wonderstory
M14:WONDERFUL WORLD
M15:月とオルゴール
M16:ロストシンフォニー
M17:ReTIME

<アンコール>
EN1:UNLOKCER!
EN2:MARCHING MONSTER
EN3:CANDY☆POP☆SWEET☆HEART

<ダブルアンコール>
WEN1:君のもとへ
WEN2:ラストソング


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